認知症は親だけでなく、子もすでに対象者である
ここ最近母親が行っているデイサービスでは算数・図工・書道をやるそうで、そのプリントや作品を持ち帰ってきます。「この間はこんなことをやったんだよ」とまさに私が小学生の時に母親へ報告しているときのように、逆バーションが発生しています。
そんなこんなの出来事を先日の訪問時にケアマネージャーさんと話していると、「(認知症にならずに)こんなに会話出来て、頭がしっかりしている同じ年代の利用者さんってなかなかいないのよ」と褒めてくれました。その要因のひとつとして親子喧嘩を含めての普段の会話が多いのことが良いと言ってくれました。
私はこの年齢(※こちらを参照)であっても、学校帰りに友人とファーストフード店でマシンガントークをしている女子のごとく、また口から生まれてきたんじゃないかと言うほどよく喋ります。簡単に言えば口達者なんですね。それが認知症防止に役立っているのだから、見方を変えれば良いこともあるということです(笑)。
話は少々脱線したので戻ってくると、「認知症」についてのYouTube動画を観て危機感を覚えました。認知症は治すことができないということだけでなく、介護をしている子の年齢(アラフィフ)からすでにそれは始まっているというのです。
その動画はこちら↓
再生すると音が出ます。ヘッドフォン等をお使いください。
あなたの習慣が、認知症につながっているかも?
動画の最後にあった【まとめ】をもう一度下記に記すと、
- 脳の老化=認知症ではない
- もの忘れと認知症では違う
- アルツハイマーの原因は脳のゴミ
- 認知症は治らない、だから遅らせる
- 認知症は生活習慣病だった
- 未知の出来事で脳が活性化する
- ながら作業で脳が活性化する
- 食生活で認知症を防ぐ
でした。
しかし、私は動画中にあった「あなたの習慣が、認知症につながっているかも?」の方がより具体的で危機感を覚えました。
- お菓子が好き
- 偏食しがち
- 普段歩くことが少なく、運動も殆しない
- 塩分多めの濃い味が好き
- 肉料理が中心で魚料理をあまり食べない
- 野菜や海藻、大豆製品などはあまり食べない
- 睡眠時間が1日6時間以下
- ストレスが溜まりがち
- 大量の飲酒
- タバコを吸う
いくつも思い当たる節がありますね。特に食べ物系はなかなか変えられない感じがします。
人の行動は変えられない
幸い親が認知症になっていない方は、これから先もそうならないように対策を考えていかなければなりません。介護をする家族が、できるだけ話しかけたり、自宅にばかりいないよう車いすに乗せて散歩へ行ったり、デイサービスを利用したりとすることをおすすめします。
しかしそうしたことを本人が受け入れず、面倒くさがって頑固に外に出ようとしない方もいるかも知れません。親であっても人の行動を変えることはなかなかできません。そうした場合は家族ではなく、ケアマネージャーさんや訪問看護師さん、往診医などから助言をしてもらいましょう。
自分の行動は変えられる
前述の「あなたの習慣が、認知症につながっているかも?」の中で思い当たるところがあれば、一つからでも良いので習慣を変えましょう。
他人とは違って自分自身の行動は「面倒くさい」があるかもしれませんが、自力で変えることができます。親の年齢になって家族に迷惑をかけることのないようにするためには今からやるのです。いつかは来る自分がこの世から退場する日に後悔がないようにするためです。
私はここ最近好きなお菓子を減らしていくとから始めました。いつも行くスーパーでお菓子コーナーに行かないようしています。ついつい目に入ると買っちゃいますからね。これが続いたら他のことにも自信が着いてくると思うのです。
今上記の動画を観て危機感を感じたのなら、それは何かの縁かもしれません。見過ごさずに改善を始めてみましょう。