実体験からもしもの時に慌てないよう事前準備↓をしておくことをおすすめします

このブログの目指すところをこちらにまとめてみました。

容赦なく連れて行かれます

 ここ最近、母親は週一回お泊りディサービスに行っています。本人は行きたくないのだけれど、時間が来るとお迎えが来てしまうので容赦なく連れて行かれます。あと、私が少しでも気が休まるということもあって少しは気を使ってもらっています。

 

 今通っているデイサービスには私自身は行ったことがありません。そのためいつも母親が帰宅した夜に、オムツ交換をしながら今週はどんなことがあったのかを聞いています。体操やレクリエーションがあるのは想像が付いていましたが、算数の計算ドリル、漢字ドリル、お掃除、タオルなど洗濯物をたたむなどの仕事をやっていたりします。なんだか学校に行って勉強して、放課後教室の掃除などをやっているみたいに思いました。

 

 デイサービスに行くことは、たくさんのメリットがあると思っています。今思い付くだけでも、

  • いつも寝てばかり、家に一日中を解消できる
  • 体を(寝ている)ヨコから(車いすに座って)タテにできる
  • 外の空気を吸える
  • 外気温を肌で感じられる
  • 日光に程よく当たれる
  • 寝巻きから普段着に着替えて気が締まる
  • デイサービスで人の目があるので強制的に体を動かす
  • 家族や介護サービスの人以外の人との会話ができる
  • 自分の思うようには出来ない環境から自宅に戻って、自宅がいかに居心地が良いか分かる
  • 食事もデイサービスもの(病院食によりちょっとイイくらい)より自宅の食事がいかに良いかが分かる

などでしょうか。

 

 私だけでなく、往診の先生・看護師さん・ケアマネージャーさん・介護ヘルパーさん・・・とほぼ全員「体のためにデイサービスへ行ったほうが良いよ」と言っているにも関わらず、今週も「(天候やコロナのことが要因で)今週は行かなくて(休んで)よいかも・・・」と期待を寄せる母親は、小さい子供のように戻っているようでした。


デイサービスから帰ってきたら大変なことに

 いつも自宅ではいつ寝ても良い状態なこともあってか、悪い癖でお昼ごはんを食べたあとの午後に寝ていることが多いです。しかしデイサービスから戻ってきた日は、さすがに疲れて夜眠っていしまいます。

 

 寝ているところを叩き起こすかのように、夜中0時くらいになると私はオムツの交換に行くのですが、お尻(仙骨辺り)を見てみると一箇所に集中してかなり擦りむいていました。聞けば「(当然のことながら)痛い・・・」。見ているこちらも「これは痛いだろうなぁ・・・」と思えるくらいでそのまま放おっておくと褥瘡になりかねないような状態っだったので、すぐさま往診医から処方されたアズノールを多めに塗っておきました。

 

 アズノールは(おそらく早めだと)効き目がありますね。日中訪問するヘルパーさんもアズノールを多めに塗ってもらっていた甲斐もあって、夜のオムツ交換のときに確認すると日に日に良くなっていくのが分かりました。


お眼鏡にかなうものはありませんでした

 次のデイサービスに行って戻ってきたら、残念ながら前より悪化していました。この週は他に車いすの人がおらず、日中座ったままの状態が長時間になってしまったようでした。

 

 「ただでさえデイサービスに行きたくないのに、もっと行きたくなくなるだろう」と思い、『車いす用クッション』なるものがあるか介護保険が使える(レンタル出来る)介護用品のお店に問い合わせました。数日後に3つほどクッションを持って来てくれました。それぞれを試してみて感触の良かったものを1つレンタルして、なんとか間に合いました。

 

 次のディサービスに早速それを装着して行ってもらいました。「まぁこれで快適に過ごしてもらえているなぁ」と安堵感をえながら、つかの間の夜のオムツ交換の無い日を過ごしていました。

 

 デイサービスから戻ってきたときにすぐさま感想を聞いてみると、

 

「これでも痛い・・・」

 

と言うのです。夜に確認してみるとこの前よりはひどくはないけれど、擦りむいていました。その後は夜遅くまで通販で思い付く検索ワードで探してみることに・・・。

 

 探してみると分かったことがあります。

  • 介護サービスでレンタルしているクッションは、実際に購入したら○万円と高い
  • 痔を患っている方用の穴あきクッションを探してもお値段は、○千円代でも「厚さ」があって素材もいまいち

結局、お眼鏡にかなうものは見つかりませんした。


ふと寄ったホームセンターに

 その後別の買い物のためにホームセンターに寄った日のことです。座布団やクッションがあるコーナーに行ってみると一つの商品に目が留まります。中央に穴が開いていて、低反発でお尻の形になっているクッション。

 

 さらに小さな同じく低反発のクッションがあって、お値段も千円代。試しに買って帰りました。こんな↓感じのものです。

 

 次のデイサービスにそれらを装着して行ってもらいました。帰宅後すぐに感想を聞いてみると、「あんまり痛くない」と言うではないですか。「オォー」と安堵感が出ました。

 

 その後レンタルしていた最初のクッションを返却したら、担当者さんが「レンタルでは穴あきのものはないんですよ」と言っていました。

 

 このように在宅介護で車いすを利用している家族の方、『車いす用クッション』探してませんか?

 

 誰にでもOKというわけではないけれど、お値段的にも千円台、試してみてください。

 

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