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在宅介護を選びました。
ご縁あって当ブログに訪問されました皆さま、こんにちは。管理人の晴田風子(ハレダフウコ)と申します。
私は現在80代の母親を在宅で介護をしています。二年程前に手術、計5ヶ月の入院生活を経て自宅に帰ってきました。入院前はなんとか自力でトイレに行けていましたが、退院後は一日に4〜5回のおむつ交換が必要なほぼ寝たきりの状態となってしまいました。要介護4の認定を受け、幸い認知症及び徘徊などはなく普通に会話が出来ます。
現在は平日ヘルパーさんに来てもらい、おむつ交換・食事・薬の服用・入浴などを行ってもらい、その他訪問看護師さんによる配薬・体調管理、訪問医の定期的な診察・処方をケアマネジャーさんと前月に立てたスケジュールに沿って日々母は過ごしています。ただし、おむつ交換は毎日4〜5回しないとおむつ被れや褥瘡になりやすいのでヘルパーさんの来ない日や夜間は自分が行っています。
そんな在宅介護の日々を今回ブログとして発信していこうと思いました。おむつ交換・介助・買い物・炊事洗濯掃除・各医療&介護関係者との立会い・打ち合わせ等々自分の時間の多くを費やす介護は、主として「モチベーションや収入面の維持」の悩みがあります。あくまでも私の事例に過ぎませんが、私と同じく奮闘中の方や今後それを控えているであろう方も含めてご自身の介護に参考、共有できたら幸いです。
在宅介護はやっぱり甘くはない
実際に在宅介護を経験しての率直な感想は・・・「やっぱり甘くはない」ですね。毎回の介護として行うことは、
- おむつの交換
- (褥瘡にならないよう)お尻に塗り薬を塗る
- 痔もあるのでその薬も指を突っ込んで入れる
- ベッドから体を起こす
- 移動式配膳台をセット
- 食事を配膳
- 食後の服用薬
- 入れ歯の掃除
- 入れ歯を再度入れる
- 体をベットに横たわらせて布団を掛ける
などの一連の作業をヘルパーさんが来ない日や夜間は自分がしなければなりません。毎日毎日の下の世話(自分が赤ん坊のときはやってもらっておきながらですが・・・)は大変です。疲れて仕事から帰ってきての夜行うおむつ交換は時折「今日はやりたくない!!!」ってホント思うときがよくあります。
なんで介護施設を選ばないの?
ここまでしてで、「なんで介護施設を選ばないの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。確かに介護施設を訪問するまではその選択もありと思っていました。ある時ケアマネージャーさんから「一度ショートステイで行ってみたら」という一声で試しに近くの特別老人介護ホーム(特養)に3日ほど行ってもらいました。施設自体はとてもきれいで広々として良い環境です。
しかし、実際に中に入ってみると
- 認知症になっている方と同じで現金を持たせてもらえないためジュース一本も自分では買えない
- 一人の介護士さんが20人くらいを担当(夜間ではさらに多くの人数を担当)するため、おむつ交換・体を起こすなどの介助をすぐにしてもらえない⇒よって、些細なことでもお願いしにくい
- 食事が病院食に近い
など果たして自分が入所したいだろうか・・・と自問自答する場面がありました。
私がショートステイ終了後のお迎えに行った際、一人の女性が椅子に座って外をずっと眺めていました。その姿がとても悲しそうな姿であったのをよく覚えています。それゆえここまで育ててくれた親に少しでも残りの人生楽しんでもらいたいを思いました。
あと、一番重要かもしれない金額面です。自宅であればかからない、またはそれほどかからない施設維持管理費、食事代、光熱費、消耗品費、介護スタッフ人件費、夜間割増料金・・・等々を総合した施設利用料と比較して、私は「在宅介護」を決断しました。
今しか直接恩返しはできない
「オギャー」と生まれた赤ちゃんの自分を24時間見てくれて、ミルクやおむつ代を稼いでくれ、暖かいお布団で眠らせてくれて、住む場所を確保してくれて・・・としてくれた両親に感謝の恩返しは生きている今しかできないと私は考えます。さらに自分の幼少期・学生時代にあの時の面倒事や学費などいろいろと苦労をかけたことを思い返せば反省することばかり。それゆえ今なら直接その恩返しができます。
皆さんそれぞれお考えがあると思いますが、今自分のできる範囲でやってみませんか。
モチベーション&収入面の改善策
在宅介護8年を経て私なりの「モチベーション&収入面の維持」についての主な改善策は以下の3つです。
- 介護保険内でヘルパーさんなどをお願いして、介護時間を減らす
- 介護でモチベーションがダウン↓した際に、(自分なりの)アップ↑方法を知る
- 収入面を少しでも補うために在宅で稼ぐことをする
主に3つを行うことで自分自身を平穏な気持ちに保てるのではないかと思います。
これらを含めて今後ブログ更新していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいます。